化粧合板ができるまで
ツキ板の選別
ツキ板は天然素材であるため、同じ樹種であっても育った土地や環境により、一枚ごとに異なる表情を持ちます。最終製品のイメージを念頭に置きながら、適したツキ板を選び、次の裁断工程へと進めます。
ツキ板の裁断
ツキ板を下地材のサイズに合わせて、長さと幅を適切にカットします。この工程では、それぞれの板の木目や特徴を活かし、見た目が美しく仕上がるよう、正確な寸法で切り出していきます。
ツキ板の貼り付け
貼り付けの作業では、下地材の幅や貼る枚数に応じてツキ板をあらかじめ裁断し、順序通りに貼り付けていきます。接着剤の塗布は機械で行いますが、実際の貼り付け作業は熟練の職人が二人一組で手作業にて行います。樹種の特性や湿度による伸縮も考慮しながら、丁寧に仕上げていきます。
プレス加工
ツキ板は天然の木材であるため、熱の影響で伸び縮みします。そのため、木材の個性やクセ、また作業当日の気温・湿度などに応じて、プレス機の温度・加圧時間・圧力を細かく調整します。
研磨
仕上げのサンダー加工を施します。
丁寧に研磨することで、木目の美しさを際立たせます。
この工程を経た後、無塗装の製品は梱包され出荷され、
塗装仕上げが必要なものは塗装工程へと送られます。
検査・補修
ツキ板は天然の木材であるため、熱の影響で伸び縮みします。
そのため、木材の個性やクセ、また作業当日の気温・湿度などに応じて、プレス機の温度・加圧時間・圧力を細かく調整します。
加工
検品後、ご指定のサイズカットや小口貼り、
ストライク加工を行います。
塗装
指定いただいた色を、熟練の職人が丁寧に調色し、
専用機械で製品表面へムラなく均一に塗布します。
主にウレタン塗装を採用し、風合いを活かした
オイル塗装などにも柔軟に対応しております。
