希少性のある木目を持つ天然の木材を薄く突いて(スライスし)削り出した板のことを言い家具、壁面、天井材、建築部材の表面に接着剤で貼りつけたものを天然木練り付け化粧材と言います。
無垢材と比べ、同じ柄の物が連続して使え価格も低コストとなり、反り、ネジレも少なく合板に貼ることにより板幅も広く軽量で加工性も良い物となります。
又、印刷シート物とは違い同じ樹種の木材はありますが世界に一つしかない様々な表情を見せてくれるユーザーオリジナルの柄の製品となるのです。
突板は限りある緑の資源を有効に活用し天然木のみが持つ暖かみのある癒しの住空間環境を創造することができる物なのです。
スライス方向による木目の出方
色々な貼り方
追い貼り
同じ柄の突板を順番に連続して貼っていく。
ランダム貼り
同じ樹種の突板を同柄が並ばないようミスマッチに貼っていく。無垢板を使った感じが出ます。
ミックス貼り
違う樹種の突板を並べて貼っていく。
象嵌貼り
ブック貼り
突板の木裏、木表を交互に貼って行くことで柄の連続性が出ます。
1枚の材料の長さで製品が製作できない場合
①ブック貼りジョイント
ジョイント部で木目の柄は繋がりますが木裏、木表で導管の入り方が逆になるため反射により色目が違って見えます。
②追い貼りジョイント
ジョイント部で木の上下が合うので木目は繋がりませんがある程度色目は統一できます。(*木の上下の為完全に色が揃わないこともあります。)